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子どもの一番のアレルギーケアはだっこ!?除去食についても解説

皆さんこんにちは。

自然派薬剤師で3児のパパ、かめです。

今回は、子どものアレルギーケアついてお伝えします。


「自分がアレルギー持ちだから、子どももアレルギーにならないか心配…」

「お腹の赤ちゃんがアレルギーにならないために、除去食をしたほうがいいと聞いたことがあるけど…」


アレルギーを持っているご両親は、お子さんのアレルギーが心配ですよね。

しかも、たくさんの情報に混乱してしまう人も多いのではないでしょうか。


もう、悩まなくても大丈夫です


この記事では、自然派薬剤師が、子どものアレルギーの対処を解説します

この記事を読んでいただければ、お子さんのアレルギーの対処も

妊娠中の除去食の心配も、全て解決するでしょう。

ぜひ、最後までお読みくださいね。

目次

アレルギーはどうして発症する?

大人も子どもも基本は同じ。

まずは、アレルギーがどうして発症するのかを解説します。

アレルギーコップについて

皆さん「アレルギーコップ」という言葉を聞いたことはありますか?

人間にはあらかじめアレルギーの許容量とされるコップがあり、それに水(アレルゲン)が注がれていって

コップから水があふれてしまうとアレルギーが発症する、という考え方です。

アレルギーコップの大きさが人によって違うので、一生アレルギーが出ない人もいる、という理論ですね。



しかし、この理論には穴があります


アレルギーコップの理論は不十分

一般的なアレルギーコップの理論は不十分です。

これだけでは、一度アレルギーが出てしまったのに、良くなった人がいる説明ができないからです。

そこで…

コップの底に蛇口がついていて、常に水を捨てられるようになっている。

これが、アレルギーコップの正しい形です。


そして、この蛇口の大きさも人それぞれです。

蛇口から水を捨てるよりもコップに溜まる水の方が多ければアレルギーになり

逆に蛇口から出ていく水の方が多ければアレルギーにはならない、ということですね。

アレルギーコップについている蛇口が腎臓

アレルギーコップの蛇口が腎臓です。

腎臓の働きは、身体の中の不要なもの・有害なもの・老廃物などを身体の外に捨てることです。

つまり、腎臓はずっとアレルゲンを捨て続け、身体がアレルギーにならないように調節してくれているのです。

アレルギーの人はぜひ腎臓を大切にケアして、蛇口が詰まらないように気を付けてあげましょう。

子どもにも有効な腎臓ケア4選

アレルギーには腎臓のケアが大切なのは、大人も子どもも同じことです。

しかし小さいお子さんにはまだ自分で食事のコントロールをすることも

ストレッチをすることも難しいでしょう。大人の協力が必要です。


ここからは、お子さんにも有効な4つの腎臓ケアをお伝えします。

大人の方は、こちらの記事のアレルギー整体も参考にしてください。

1.湯たんぽで温めてあげる

腎臓は冷えに弱い臓器です。

私は大人には腰を温めましょうとアドバイスをしていますが、子どもは身体が小さいためどこを温めても効果があります

足・腰・お腹・お尻などを温めてあげるとよいでしょう。


温めるときには「天然ゴム製の湯たんぽ」を使ってください。

天然ゴム製の湯たんぽはやわらかく身体にフィットしてくれます。

また熱伝導率が低いため、低温やけどをしにくいというメリットもあります。


実際、我が家の3人の子供たちも一晩中湯たんぽを腰の下に入れて寝ていても、低温やけどは一度もありません

2.砂糖を減らしてあげる

腎臓にもっともよくない食べ物は、精製された砂糖です。

砂糖は細い血管を傷つけ、細い血管の集まりである腎臓に大きなダメージを与えます

お子さんの血管は大人より細いので、ダメージはそのぶん大きくなります。


砂糖を減らしてアレルギーが良くなったよい例があるので、ご紹介しましょう。

私の友人のお子さん(6歳・男の子)は馬アレルギーで、乗馬に連れて行ったところ、顔がパンパンに赤くはれてしまったそうです。

しかしお子さんも馬が大好きで「どうしても馬に乗りたい!」と…

そこで本人とよく相談してもらい、大好きだったチョコレートやドーナツなど甘いものをやめてもらいました

その結果、問題なく馬に乗れるようになったのです。

血液検査の結果では相変わらず馬アレルギーの値が高いのに症状は出ていないので

かかりつけのお医者さんは首をひねっていたと聞きました。

3.よく寝かせてあげる

子どもは遊ぶことと寝ることが仕事です。

学ぶことも子どもにとっては遊びに含まれます。


…本題からずれそうなので話を戻すと、ポイントは「よく寝ること」です。

腎臓は、身体を横にして寝ることで初めて休まる臓器です。

子どもに必要な睡眠時間は長く、10時間とも12時間ともいわれています。


夜10時過ぎにファミレスなどで小さいお子さんの姿を見かけることがありますが

やめておいた方がいいでしょう。

横になって休む時間をけずれば、アレルギーがひどくなる可能性もあります。

4.怖い体験やニュースを避ける

漢方の世界では、腎臓は恐怖の臓器といわれています。

「恐怖の臓器」と聞くと、いったい何ごとかと思われますよね。

これは、腎臓は「恐怖という感情を管理している臓器」ということです。


漢方には陰陽五行説という考え方があり

「臓器を治すことで感情を治し、感情を治すことで人を治す」という方針があります。

その中で、腎臓は恐怖を管理する臓器。

つまり腎臓が強ければ恐怖や不安に強くなりますが、逆に恐怖や不安といった感情が腎臓に負担をかけるのです。


お子さんが一番怖がったり不安になったりする原因は、親が怖がったり不安になったりすること

テレビでは日々暗いニュースが流れ「~なのではないか」「~だったらどうしよう」など、恐怖や不安をあおられますよね。

できればこういった世界からは少し離れ、目の前の世界で幸せを探していきましょう

親がニコニコ笑って暮らすことは、何とお子さんのアレルギーケアなのです。


臓器と感情については、こちらのサイトがよくまとまっています。よければ参考にしてくださいね。

アレルギーの除去食について

ここからは、お子さんや妊娠中の方のアレルギー除去食について解説します。

除去食の考え方

アレルギー除去食の基本についてお伝えします。

アレルギーは「アレルゲン」というアレルギーを起こすものを身体に取り込むことで症状が出ます。

このアレルゲンが、人によって様々なのですね。


アレルゲンをとってアレルギーが出るのならば、アレルゲンを取らなければよい

例えば卵アレルギーであれば卵をさける、というごく当たり前の考え方です。


どれくらい除去すればよいのか、というのは担当の医師との相談で決まります。

少量でもアナフィラキシーショックのような強いアレルギー症状が出る場合は問答無用で完全に除去になります。


一方で、食べてもほとんど症状が出ない、あるいはとても軽い場合もあり

このようなケースでは特に除去を指示されないこともあります。


特にお子さんの場合はまだ身体が発達の途中で、たくさんの栄養素が必要です。

不必要な除去食は身体の成長を妨げるため、除去食は最低限にが基本です。

担当の医師とよく相談しましょう。

妊娠中の除去食

ご妊娠中の方で、さらにアレルギーをお持ちの方は、赤ちゃんのアレルギーが気になってしまうのではないでしょうか。

アレルギーの原因になる食べ物は妊娠中から避けた方がいいのではないか…

実際にそんな話も聞きますよね。


結論、妊娠中からの除去食は必要ありません

そういうデータが既に出ています。


日本小児アレルギー学会の2021年の診療ガイドラインでも

妊娠中や授乳中に母親が特定の食物を除去することは、効果が否定されている上に

母親の栄養状態に対して有害であり、推奨されない

と、はっきりと記載があります。

ご自身のアレルギーケアは大切に、そしてお子さんのためにしっかり栄養をとりましょう!

まとめ:やわらかくあたたかい暮らしが大切!気持ちを楽にして


今回は、子どものアレルギーとその対処法についてお伝えしました。

お子さんとよく触れ合って腎臓をケアし、除去食は医師と相談して最低限に。

アレルギー対策の基本は大人と同じ腎臓のケアですが、子どもは多感です。

接する大人の心持ちも、とても大切になってきます。


腎臓のケアにいろいろとおすすめしましたが、私が本当におすすめしたいのは「だっこ」です。

ご両親の愛情ある「だっこ」は、物理的にもお子さんを温め、また安心によって不安や恐怖を除いて腎臓をケアしてくれます

お子さんにだっこをせがまれたら、迷わず笑顔でだっこしてあげてください。

お子さんのアレルギーには、愛情ある暮らしが一番なのですね。

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この記事を書いた人

自然派薬剤師・アレルギー整体師・アラフォーパパ|ブロガー・Webライターとしても活動中|家では料理担当、マクロビオティックを取り入れる|アレルギー整体実施中|2時間に1回点鼻薬を使わないといけなかったが、アレルギー整体で6カ月でお薬なしの生活に!|アトピーも改善中

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