皆さんこんにちは。
自然派薬剤師で3児のパパ、かめです。
今回は、アレルギーの遺伝についてお伝えします。
「自分がアレルギー持ちだから、子どもに遺伝しないか心配」
「子供がアレルギーになってしまったのは自分がアレルギーなせいなのでは…」
アレルギーを持っているご両親は、お子さんのアレルギーが心配ですよね。
中には、ご自身を責めてしまうお父さんお母さんもいるのではないでしょうか。
その必要はありません。
自然派薬剤師が、アレルギーの遺伝と子どものアレルギーケアを教えます。
ぜひ、最後までお読みくださいね。
アレルギーは遺伝する?
まずは、アレルギーが遺伝するのかどうかについて解説します。
アレルギーの体質は遺伝するが種類は遺伝しない
結論から言うと、アレルギーは遺伝します。
お父さんがアレルギーの場合は5~6割、お母さんがアレルギーの歯愛は6~7割、両親ともがアレルギーの場合は8割くらいの確率でお子さんはアレルギー体質になるという報告があります。
しかしここで重要なのは、遺伝するのはアレルギー「体質」であり、アレルギーの「種類」ではないということです。
例えばお父さんが喘息だからお子さんに喘息が出るわけではないし、お母さんが卵アレルギーでもお子さんが卵アレルギーになるとは限りません。
なぜアレルギーは遺伝するのか
アレルギーが発症する主な原因は、腎臓の機能が低いことにあります。
腎臓は休まずアレルゲンを捨て続け、身体がアレルギーにならないように調節してくれている大切な臓器だからです。
骨格の形・筋肉の質・内臓の機能などは親からお子さんに遺伝します。
顔や体格が親子で似ているのは、このせいですよね。
遺伝した内臓の機能の中には、腎臓の機能やアレルギーコップの大きさも含まれています。
アレルギーコップが小さければコップから水があふれてアレルギーが発症しやすくなり、腎臓の機能が弱ければアレルギーコップからアレルゲンの排出が遅れて、やはりアレルギーを発症しやすくなります。
これが、アレルギー体質が遺伝する原因です。
アレルギー発症の原因の半分は環境要因
アレルギー体質は遺伝しますが、アレルギーが発症するためには環境も大きな原因であることがわかっています。
特に肌に触れるものの影響は大きく、食物アレルギーであっても小さいころに肌に触れることが発症の原因になるとも言われています。
食品や花粉、ハウスダストなど、お子さんの肌に触れる可能性が高いものには気をつけた方が良いでしょう。
遺伝の部分はおおらかに受け入れることが大切
アレルギーは、遺伝と環境の2つの要因が絡まりあって発症します。
「アレルギーが遺伝してしまった…」と嘆いても正直なところ何も変わらないどころか、精神的に悪影響でしかありません。
こまめに掃除をするなど環境要因は整えつつ、遺伝の部分はおおらかに受け入れることが大切です。
遺伝は、あなたが生まれてから今までずっとあなたを生かし続けれくれた、大切な情報なのですから。
その上で、お子さんがアレルギーになってしまっても改善策があることを知っていただければ、より安心してお子さんのアレルギーに向き合えるでしょう!
子どものアレルギーケア4選
ここからは、子どもにも有効な腎臓ケア4選をお伝えします。ポイントは腎臓です。
腎臓は休まずアレルゲンを捨て続け、身体がアレルギーにならないように調節してくれている大切な臓器。
しっかりケアしてあげましょう。
よかったら、こちらの記事も参考にしてください。
湯たんぽで温めてあげる
腎臓は冷えに弱い臓器です。温めてあげれば、腎臓の機能は復活します。
私は大人には腰を温めましょうとアドバイスをしていますが、子どもは身体が小さいためどこを温めても効果があります。
足・腰・お腹・お尻などを温めてあげるとよいでしょう。
温めるときには「天然ゴム製の湯たんぽ」を使ってください。
天然ゴム製の湯たんぽはやわらかく身体にフィットしてくれます。
また天然ゴムは熱伝導率が低いため、長時間使っても低温やけどをしにくいというメリットもあります。
甘いものを減らしてあげる
腎臓にもっともよくない食べ物は、精製された砂糖です。
砂糖は細い血管を傷つけ、細い血管の集まりである腎臓に大きなダメージを与えます。
お子さんの血管は大人より細いので、ダメージはそのぶん大きくなります。
甘いものは控えるようにしましょう。
よく寝かせてあげる
子どもは遊ぶことと寝ることが仕事です。
腎臓ケアのポイントは「よく寝ること」。
腎臓は、身体を横にして寝ることで初めて休まる臓器です。
子どもに必要な睡眠時間は長く、10時間とも12時間ともいわれています。
昼間にしっかり運動させ、夜はしっかり寝かせてあげるのが一番です。
子どもと触れ合い楽しく過ごす
子どもと触れ合って楽しく過ごすことは、実は腎臓のケアにつながります。
漢方の考え方では、腎臓は「恐怖という感情を管理している臓器」。
これはつまり、恐怖や不安といった感情が腎臓に負担をかけることを意味します。
子ども、特に赤ちゃんは感情のエキスパートです。
まだしゃべれない分、自分の感情を喜怒哀楽でストレートにわかりやすく表現し、また他人の感情を正確に読み取ります。
親がアレルギーの子供に対して「申し訳ない・後ろめたい」そんな後ろ向きな気持ちで接すると、子どもはすぐにその感情を読み取り不安になってしまいます。
「よく頑張っているね」「良くなったらどこに行こうか」そんな声掛けをして、やさしく抱っこしてあげてください。
これは親にしかできない、最強の腎臓ケアです。
まとめ:アレルギーは遺伝するがケアは可能!親子で楽しく触れ合って
アレルギーは、遺伝と環境という要因が原因で発症します。
親からの遺伝がないわけではありません。それは明らかです。
しかし、だからといってお子さんに対して「かわいそう」「自分のせいで」など後ろ向きで接するのは逆効果。
これで、お子さんのアレルギーは改善できます。
育児は育自。教育ではなく共育。
お子さんと共に育ち、アレルギーの不安がない生活にしましょう!
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