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塗り薬を使ってもかゆみが改善しない…お薬の正しい塗り方と正しい量で肌トラブルを改善しよう!

皆さんこんにちは。
自然派薬剤師で3児のパパ、かめです。

「かゆみや肌荒れで塗り薬を使っているけれど
なかなかよくならない…」


「塗り薬を塗ってみたけれど
ベタベタして服を着るのが不快」


そんな方がいらっしゃるのではないでしょうか。




大丈夫、安心して下さい!





かめ
今回は、自然派薬剤師の私が「塗り薬の正しい使い方」について解説します。

この記事を読んでいただければ
塗り薬の使い方がまるわかり!

お薬が効果を発揮するには
正しく使う必要があります。

この記事の内容を実践すれば
お薬の塗り方や塗る量が理解でき
お肌のトラブルも改善に向かう
でしょう。

読まないと、ずっと
間違った薬の使い方を続けてしまう
かも…?

ぜひ、最後までお読みくださいね。

目次

塗り薬の種類と使い分け

塗り薬は種類によって使い分けがありますが
一般的にはあまり知られていないのが現状です。

ここでは、塗り薬の種類と特徴について
ご説明します。

軟膏

軟膏とは、ワセリンなどの脂質に
薬効成分が含まれている塗り薬です。

肌への刺激が少なく
全身ほとんどの場所に塗ることができます

*適した症状・部位
・ほとんどの皮膚疾患に使用可能
*適さない症状・部位
・ほとんどない
*メリット
・皮膚の保護に優れる
・皮膚への刺激が少なく、あらゆる皮膚症状に対応できる
*デメリット
・べたつきがあるり、多く塗ると不快に感じることがある
・皮膚への吸収率はやや低い

クリーム

クリームは、水と油を混ぜて乳化させたものに
薬の入った塗り薬です。

皮膚から吸収されやすい
という特徴がありますが

軟膏のようにどこにでも塗ることが
できるわけではありません

適した症状・部位

・水虫や筋肉痛など皮膚の深いところにぬり薬を浸透せたい場合

適さない症状・部位

・刺激性があるため傷があるところには使えない

メリット

・塗った時のべたつきが少ない
・皮膚への吸収率が高い

デメリット

・添加物が多く、皮膚を刺激することがある
・他の薬と混ぜるとクリームの乳化が破壊されることがあるり、安定性に欠ける
・かぶれなどの副作用が起こりやすい

ローション

ローションは、水やアルコールに
薬の成分が入っているものです。

即効性に優れ、かゆみ止めなどに
使われることが多いのが特徴ですが、

クリーム同様にどこにでも
塗れるわけではありません

適した症状・部位

・頭皮など他の塗り薬が塗りづらい部分

適さない症状・部位

・刺激性があるため、傷があるところには使えない

メリット

・サラサラとしていて塗りやすい
・皮膚への吸収率が高い

デメリット

・効果の持続時間が短い
・アルコールなど刺激性が強い成分が使われることが多く、傷などには適さない

塗り薬には、以上のような特徴があります。

肌トラブルが起きているときには
クリームやアルコール成分を含む
ローションなどの使用には注意が必要
です。

塗り方の種類と正しい塗り方

塗り薬の正しい塗り方を知っていますか?

ここからは
塗り薬の正しい使い方をお伝えします。

知らないと、症状が逆に悪化してしまうかも…

ここは大切なポイントです。

ぜひお読みくださいね。

塗布

塗布とは、塗り薬を肌に沿って
なめらかに塗ってなじませる方法です。

お薬を、指の腹や手のひらで
肌に優しく塗ってください。

肌に圧をかけず
肌の上に均一に塗り広げることが大切です。

塗擦

塗擦とは、肌にお薬を塗った後に
軽く擦りこむようにして肌にお薬を浸透させる

塗り方です。

この方法は、保湿やかゆみ止めではなく
痛み止めの塗り薬によく使われます。

あまり擦りこみすぎると肌に刺激になったり
肌を傷つけてしまったりするので
注意が必要です。

かゆみ止めや保湿剤の正しい塗り方

ここまででお分かりの方も
いらっしゃると思いますが、
保湿剤やかゆみ止めの塗り方は「塗布」です。

肌に刺激を与えずに塗るのがとても大切です。

今まで、痒いところに
ぐりぐりと擦りこむように
圧をかけて
塗っていませんでしたか?

痒いからといって
「薬を塗るついでに掻く」つもりで
肌に圧や刺激を与えてしまうと逆効果

私も昔はよくやってしまっていました
これをやると
かゆみの治りが遅くなるどころか
逆にかゆみが増したりもします。

特にかゆみ止めは、肌に刺激にならないよう
優しく塗るのがとても大切です!

塗り薬の正しい量|FTUとは

それでは最後に
塗り薬の正しい量をお伝えします。

ここまで知っている方は
とても少ないと思います。

これさえ知っておけば
塗り薬の使い方マスターになれますよ!

それは、「FTU(フィンガーチップユニット)」
と呼ばれる単位
です。

チューブタイプの軟膏やクリームの1FTUは
大人の人差し指の先から第一関節まで
薬を乗せた量で、約0.5g。

ローションタイプの場合は
手のひらに出してもらって
1円玉くらいの大きさが1FTUです。

これで
手のひら2枚分の広さに塗ることができます。

少し多いと感じるかもしれませんが
十分な量を塗るのは、お薬がしっかり
効果を発揮するためにはとても大切です。

まとめ:塗り薬は正しい量と塗り方で!お肌のトラブルを改善しよう

結論、

かめ
お薬は正しく、短期間にきちんとつかって身体を快適に保ちましょう!

自然派薬剤師の私は
お薬を推奨しているわけではありません。

しかし、全く否定的かというと
そういうわけではありません。

以前から言っていることですが
お薬は短期間使うのであれば魔法です!

しかしその魔法は
きちんと使われなくては意味がありません。

お薬に頼りすぎても意味がないし、

お薬を怖がるあまり自己流の使い方をしても
症状が長引くだけで
結局身体の負担は大きく
なります。

お薬を怖がらず、上手に利用してくださいね!

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この記事を書いた人

自然派薬剤師・アレルギー整体師・アラフォーパパ|ブロガー・Webライターとしても活動中|家では料理担当、マクロビオティックを取り入れる|アレルギー整体実施中|2時間に1回点鼻薬を使わないといけなかったが、アレルギー整体で6カ月でお薬なしの生活に!|アトピーも改善中

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