皆さんこんにちは。
自然派薬剤師で3児のパパ、かめです。
今回は、アレルギーを含む敏感肌のための服の選び方についてお伝えします。
「肌が痒くてピリピリするのでそれだけで不快」
「肌がピリピリする上に服が触るところがチクチクする…」
アレルギー持ちの人には、敏感肌の人が多いのではないでしょうか。
敏感肌の人は、服選びも大変ですよね。特に直接肌に触れる肌着には気をつかいます。
でも、おしゃれだって楽しみたい!
ポイントを押さえて自分の肌に合う服を選び、肌のケアもおしゃれも両立させましょう。
ぜひ、最後までお読みくださいね。
服の素材の選び方|天然繊維と化学繊維
結論から言ってしまうと天然繊維が良いのですが、まずは天然繊維と化学繊維の違いについてざっと見ていきましょう。
天然繊維と化学繊維の違い
天然繊維 | 化学繊維 | |
---|---|---|
原料 | 植物や動物から取られた天然の素材 綿花・絹・の毛など | 人工的に合成された化学物質 原料は石油がほとんど |
製造方法 | 農産物や動物の毛髪から抽出・加工される 紡績して織物や編物にするのが一般的 | 石油、石炭などの原料から得られた化学物質を使って工業的に製造される ポリマー化や紡績などのプロセスが一般的 |
特徴 | 通気性があり、肌触りが柔らかい 吸湿性・通気性が高い | 強度や耐久性が高く、天然繊維よりもシワになりにくい 速乾性が高く、一部の化学繊維は防水性や防風性もある |
価格 | 価格は低いものから高いものまで幅広い | 一般に低コストで大量生産される |
このような違いがあります。
明らかに身体によさそうなのは天然繊維ですが、用途によっては化学繊維の方が優れていることもあります。
たとえばウィンタースポーツ。
もしも綿100%の服でスキーに行ったら、吸水性の高い綿の服は大量の水分を含み、重くて動きにくくなるでしょう。
帰るころには身体も冷え、間違いなく風邪をひきますよね。
状況による使い分けは必要です。
ぜひ選びたい天然繊維3選|コットン・シルク・メリノウール
ここからは、ぜひ選びたい天然繊維の特徴についてまとめました。
コットン | シルク | メリノウール | |
---|---|---|---|
原料 | 綿花の線維 | 蚕の繭から取れた繊維 | メリノ種の羊の毛 |
特徴 | 吸湿性・通気性が高い 柔らかな肌触り 洗濯に強く、手入れが比較的簡単で日常的な着用に適している | 滑らかでしなやかな質感 高級感のある光沢がある 保温性が高い 吸湿発散性があり体温調節を助ける | 柔らかで繊細な繊維で肌触りが良い 軽量で通気性が良い 吸湿発散性があり体温調節を助ける 保温性が高く防寒に適している |
このように、これらの素材は異なる特性を持ち、それぞれ適した用途があります。
例えば、コットンは通気性が高くて快適な着心地なので、1年を通して肌着に使えます。
一方で、シルクやメリノウールは保温性が高いため、寒い時期に使うと快適に過ごせるでしょう。
メリノウールは登山家にも愛用されている素材です。
保温性も高いのですが通気性も高く乾きやすい性質があるので
汗をかいたときには綿よりも快適に着られるほどだそうです。
ぜひ、自分に合った素材を見つけてくださいね。
おしゃれのワンポイントアドバイス
肌にトラブルがあると、おしゃれはしにくいもの。
特に重ね着をする冬は、化学繊維のタートルネックや繊維の太いウールのニットなどを着ると
首回りや手首などがチクチク・ヒリヒリしませんか?
しかし、今や寒さ対策には防風性・防水性の高い化学繊維は必要ですし
温かくておしゃれなウール素材も着たいですよね。
そんな時は「直接肌に触れる素材」にこだわりましょう。
首回りにシルクのスカーフを巻く、えりのあるコットン100%のシャツを着るなど、肌には天然素材が触れる工夫を。
例えばウールのセーターの下にコットン100%のシャツを着て、えりや手首から少し出すことで、首やフェイスライン、腕などのチクチク防止に。
ニットのほっこり感も、シャツのシャープなラインが見えることで、クールにアレンジできます。
肌着にこだわって、服のアレンジを楽しみましょう!
肌の代謝をアップ!腎臓を整えよう
肌のためになぜ腎臓を整えることが良いのか?
ここからはその理由を解説していきます。
腎臓を整えると肌がよくなる理由
腎臓は、身体の中の老廃物を捨ててくれる臓器です。
ということは、腎臓の機能が弱ってくると、身体の中に老廃物が溜まったままになってしまいますね。
しかし、そのままでは身体は老廃物が溜まって困ってしまうので、何とかしようと頑張ります。
その結果、老廃物を無理やり分解するために、かなりのミネラルやビタミンを使ってしまうんですね。
ビタミンもミネラルも、肌や粘膜のターンオーバーには大切な栄養素です。
それを老廃物の処理にとられてしまうため、肌に悪影響が出るのです。
簡単な腎臓のケア3選
ここからは、簡単にできる腎臓のケアをお伝えします。
簡単な腎臓のケア
- 湯たんぽで腰を温める
- 砂糖を減らす
- 横になって休む
1.湯たんぽで腰を温める
腎臓の機能が弱っている状態というのは、腎臓が冷えて硬くなり「十分に血が巡っていない状態」です。
腎臓は腰の真裏にあるので、腰を冷やさないことも大切ですが
積極的に温めるとより腎臓の血流アップにつながります。
腰を温めるのにぜひ使って欲しいアイテムは、「天然ゴム製の湯たんぽ」。
天然ゴムは温めることで遠赤外線が出るため、熱と遠赤外線の両方で、身体を芯から温めてくれます。
身体の表面にはない腎臓にも、効果はばっちりです!
2.砂糖を減らす
腎臓を傷つけ、機能を落としてしまう食べ物の代表は砂糖です。
砂糖は血管の中に入ると、血管の壁を傷つけることが知られています。
そして、血管が細いほどダメージは大きくなります。
身体の中で一番細い血管がたくさん集まっているのは腎臓です。
砂糖はとればとるだけ、腎臓を傷つけていくのです。
甘いお菓子を食べると肌が荒れる、という経験をした人も多いのではありませんか?
肌荒れが気になるのであれば、甘いものは減らしましょう!
ゼロにするのはしんどいので、あくまで「減らす」ことがポイントです。
また、「お菓子を食べる代わりにフルーツを食べる」など
甘いお菓子を食べたくなってしまったときの自分の行動を決めておくとよいでしょう。
3.横になって身体を休める
腎臓は不思議な臓器です。
腎臓は起きている間は働いていて、横になったときにはじめて休憩できる。そんな臓器なのです。
お肌のためには睡眠が必要だということは皆さんご存じだと思います。
さらなるポイントは「横になって休む」ことです!
肌が荒れて辛い方は、ぜひ横になって休むことを意識してみてください。
腎臓も休まり、身体の老廃物処理も進みますよ。
まとめ:敏感肌には天然繊維!肌のためには腎臓のケアも
肌荒れが気になるときは、肌に触れる服の素材に気をつけましょう。
天然繊維で、自分で肌触りが良いと感じるものを試してみてください。
また、天然繊維でも普通のウール素材のように線維が太く肌に刺激になってしまうようなものはNG!注意しましょう!
私がぜひ試してほしいのは、メリノウールの肌着です。
特に、肌荒れしてワセリンなどで全身を保湿している、アトピーの治療中で塗り薬を使っているという人におすすめです。
コットンの肌着は吸収性が高くワセリンなど油分も吸ってしまうため、服がベタベタになってしまうからです。
その点、メリノウールであれば塗り薬を塗った上からでもサラッと着ることができますよ。
そして、お肌に大切なビタミンやミネラルを無駄づかいしないためにも、腎臓は大切にしましょう。
腰を温め、甘いものは減らし、横になってゆっくり休んでくださいね。
コメント