皆さんこんにちは。
自然派薬剤師で3児のパパ、かめです。
今回は、アレルギーの薬の副作用とその対策についてお伝えします。
「鼻炎が酷くて薬が飲みたいけど、薬を飲むと眠くなる…」
「薬を飲めば眠くなるし、薬を飲まなくてもボーっとするし、どうしよう…」
アレルギーのお薬を飲みたいけれど、副作用も辛いし気になる。
そんな方もいらっしゃるのではないでしょうか。
どっちに転んでも、あまり快適な生活にはならないですよね。
そんなあなたに、なぜお薬を飲むと眠くなるのか、お薬の選び方
お薬に頼らないアレルギー改善の方法をお伝えします。
ぜひ、最後までお読みくださいね。
なぜアレルギーの薬は眠くなるのか
ここからは、アレルギーを起こす「ヒスタミン」の本来の働きと
なぜアレルギーの薬は眠くなるのかを解説します。
ヒスタミンの働き
ヒスタミンは、一言でいえば身体を活発にしてくれる作用があります。
アレルギーの原因のように悪者扱いされることが多いヒスタミン。
確かにヒスタミンはアレルギーの原因ですが、悪いことばかりしているわけではありません。
むしろ、身体に必要だからもともと身体の中にあるのです。
ヒスタミンは有名なホルモン「アドレナリン」の仲間で、
スッキリと目覚める、集中力を上げるなどの働きをしてくれています。
アレルギーのお薬「抗ヒスタミン薬」が眠くなるわけ
アレルギーのお薬が眠くなるわけは、ヒスタミンを抑えてしまうからです。
いま世間で出回っているアレルギーのお薬は、大半が「抗ヒスタミン薬」です。
抗ヒスタミン薬はその名のとおり、ヒスタミンの働きを抑えてアレルギーを起こりにくくするお薬です。
しかしヒスタミンの本来の働きである「スッキリ目覚める」「集中力を上げる」などの働きも抑えてしまいます。
そのせいで、お薬を飲むと眠気が出るのです。
また「インペアード・パフォーマンス」といって、自分では眠いなどの自覚がなくても集中力が落ちているなど
自分では気づきにくい副作用が出る場合もあります。
お薬を飲んだ後は、特に眠気などの自覚がなくても、車の運転などには気をつけてくださいね。
アレルギーのお薬の選び方
お薬を飲んでひどく眠くなってしまった場合は、どうしたらいいでしょうか。
選択肢のひとつとしてあげられるのは、お薬を変えることです。
アレルギーのお薬の効き目には、非常に個人差があります。
お薬によっては、効果は出るけれども副作用はでにくいようなお薬があります。
こればかりは試してみないと分からないので、かかりつけの医師と相談して
副作用が強く出るような薬は、別の薬に変えてもらうのがよいでしょう。
しかし、いずれにせよ長い間お薬に頼りっぱなしはよくありません。
お薬に頼らないアレルギー改善の方法
ここからは、お薬に頼らないアレルギーの改善方法をお伝えします。
ヒスタミンが多い食べ物は避ける
ヒスタミンが多い食品はやはりアレルギー症状を起こす原因になるので
アレルギー症状が出ているときは避けるのが無難です。
ヒスタミンが多い食品には、以下のものがあげられます。
ヒスタミンを多く含む食品
- チーズ・ヨーグルト・サワークリームなどの発酵乳製品
- サワークラウトキムチ、ぬか漬けなどの発酵野菜
- ピクルスや酢漬けの野菜
- ソーセージやサラミ、生ハムなど、塩漬け肉製品や燻製肉製品
- ワインやビールなどの醸造酒
- 醤油、納豆、味噌などの発酵大豆製品
- トマト、ナス、ほうれん草、アボカド
- 冷凍の魚、塩漬けの魚、イワシやツナなどの缶詰の魚、鮮度の低い魚介類
しかし、中にはトマトのように
「ヒスタミンは多く含まれるが、活性酸素を抑えて身体の中のヒスタミンは減らしてくれる」
という食品もあるので、バランスよく食べることが大切です。
アレルゲンを処理してくれる腎臓の機能を上げる
アレルギーの原因となるアレルゲンを身体の外に捨て、アレルギーを起こりにくくしてくれるのが腎臓です。
根本的には腎臓の働きを高めてあげるのが一番です。
ここからは腎臓の働きを高める方法を2つご紹介します。
1.湯たんぽで腰を温める
身体が冷えると腎臓が冷えて硬くなり腎臓に十分な血液が巡らなくなってしまいます。
腎臓は腰の真裏にあるので、腰を冷やさないことが大切です。
積極的に温めて腎臓の血流をアップさせ、腎臓の機能を取り戻しましょう!
ぜひ使って欲しいのは、「天然ゴム製の湯たんぽ」です。
天然ゴム製の湯たんぽはやわらかく体にフィットしてくれるので、とても使いやすいです。
また、天然ゴムは温めることで遠赤外線が出るため、熱と遠赤外線の両方で身体を芯から温めてくれます。
2.横になって身体を休める
腎臓は起きている間は働いていて、横になったときにはじめて休憩できる。そんな臓器です。
アレルギーがよく出る、という方は、睡眠時間が短い方も多いのではないでしょうか?
そんな方は、ぜひ横になって休むことを意識してみてください。
それだけで身体の疲労感も、アレルギーの酷さも変わってきます。
腎臓のケアについては、こちらの記事も参考にしてください。
まとめ:ヒスタミンを抑えてしまえば眠くなる!辛いアレルギーは腎臓ケアで根本改善を
身体をスッキリと目覚めさせ、集中力を高めてくれるヒスタミン。
お薬でヒスタミンを抑えてしまえば、当然眠くなり集中力も下がってしまいます。
アレルギーが辛く、眠くなってもいいからアレルギー症状を抑えてゆっくり眠りたい。
そんなときは一時的にお薬に頼るのももちろんありだと思います。
しかし、ずっとお薬を使い続けて副作用の眠気と戦うのは辛いですよね。
アレルギー症状がひどいときは、ヒスタミンを多く含む食品は避けましょう。
そして、アレルギー根本改善のポイントは腎臓です。
私が一番おすすめする方法は、夜11時にベッドに入ることです。
腎臓をしっかり休めることでアレルギーも抑えられ、睡眠時間も確保できるので
確実に身体の調子を上げることができます。
腎臓をしっかりケアして、アレルギーの対策をしましょう!
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