皆さんこんにちは。
自然派薬剤師で3児のパパ、かめです。
今回の記事では、アレルギー整体とヒスタミンのコントロール方法について解説します。
「鼻炎のせいで鼻が詰まって、頭がぼーっとする…」
「鼻水で仕事に集中できない…周りの皆に仕事が遅いと思われていないかな…」
花粉症や慢性鼻炎の方、症状が出てくると仕事や家事が辛いですよね。
アレルギー症状が気になって、仕事の能率も下がってしまいます。
しかし、アレルギーの人は実は仕事ができる人だということを知っていますか?
整体でうまくコントロールし、デキる本来の自分を取り戻しましょう!
ヒスタミンは身体に必要なの?
まずは、ヒスタミンは本来、身体の中で何をしているのか?多すぎるとどうなるのか?について解説します。
ヒスタミンの本来の役割
アレルギーの原因のように悪者扱いされることが多いヒスタミン。
確かにヒスタミンはアレルギーの原因ですが、悪いことばかりしているわけではありません。むしろ身体に必要だから、もともと身体の中にあるのです。
ヒスタミンは有名なホルモン「アドレナリン」の仲間で、スッキリと目覚める、集中力を上げるなどの働きをしてくれています。
ヒスタミンによるメリットとデメリット
では、具体的にヒスタミンが適切だとどのようなメリットがあり、多すぎるとどのようなデメリットがあるのでしょうか?
ヒスタミンが適切だと | ヒスタミンが多すぎると |
---|---|
胃→食欲増進、消化力アップ 心臓→運動機能アップ 皮膚、腸→バリア機能アップ 脳→脳神経の伝達力アップ、頭がクリアに | 胃→胃酸の出すぎで胃痛や吐き気 心臓→動悸 皮膚→かゆみ、発赤 腸→食物アレルギー、過敏性腸症候群 脳→頭痛、めまい、イライラ、不眠、不安 |
ヒスタミンが適切な場合、害になるどころか相当なメリットがあることがわかります。
ヒスタミンを適切な量にコントロールできれば、とても快適な生活が送れるのです。
ヒスタミンをコントロールするには
それでは実際に、ヒスタミンが多くなり過ぎないようにコントロールするにはどうしたらいいのでしょうか?
活性酸素を避ける
「活性酸素」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
健康やダイエットが気になっている人は、一度は目や耳にしたことがあるでしょう。
身体の中に活性酸素がたくさんあると、身体がどんどん酸化されてサビついてしまいます。
そしてこの活性酸素が「マスト細胞」という細胞を刺激すると、マスト細胞が「ヒスタミン」を放出するのです。
活性酸素が身体の中に多くなってしまう原因には、以下のものが考えられます。
活性酸素の原因になるもの
- 紫外線
- ストレス
- 飲酒・喫煙
- 過度な運動
- 揚げ物
- マーガリン・ショートニング
特に、揚げ物・マーガリン・ショートニングなどに含まれるトランス脂肪酸は、活性酸素を増やす以外にも身体に害しかないことが既に分かっています。
積極的に避けていきましょう。
ヒスタミンが多い食品を避ける
ヒスタミンは、必要な分はきちんと身体がつくってくれます。
しかし、さらに追加でヒスタミンが多い食品を摂ることはアレルギー症状を起こす原因になるので、減らすのがいいでしょう。
ヒスタミンが多い食品には、以下のものがあげられます。
ヒスタミンが多い食品
- チーズ・ヨーグルト・サワークリームなどの発酵乳製品
- サワークラウトキムチ、ぬか漬けなどの発酵野菜
- ピクルスや酢漬けの野菜
- ソーセージやサラミ、生ハムなど、塩漬け肉製品や燻製肉製品
- ワインやビールなどの醸造酒
- 醤油、納豆、味噌などの発酵大豆製品
- トマト、ナス、ほうれん草、アボカド
- 冷凍の魚、塩漬けの魚、イワシやツナなどの缶詰の魚、鮮度の低い魚介類
しかし、中にはトマトのように「ヒスタミンは多く含まれるが、活性酸素は抑えてくれる」という食品もあるので、バランスよく食べることが大切です。
職場でもできる!アレルギー症状の対策
ここからは、職場でもできるアレルギー対策をお伝えします。
湯たんぽで腰を温める
アレルギー症状を改善してくれる臓器は、腎臓です。
しかし腎臓は冷えに弱く、腰が冷えると腎臓も冷え、機能が落ちてしまいます。
腰やお尻を湯たんぽで温め、腎臓を冷えから守りましょう。
また、腎臓とかかわりの深い太ももの裏側の筋肉を湯たんぽで温めることも効果的です。
腎臓をフォローしてくれる筋肉のストレッチ
太ももの内側と裏側には、腎臓の血流をアップして腎臓の働きを助けてくれる筋肉があります。
主なものは大内転筋と大腿二頭筋です。
太もものストレッチを行い、腎臓の働きをアップさせましょう。
今回は職場でもできるように、イスに座ったままでできるストレッチを紹介します。
1. 椅子に浅く座り、左脚を一歩前に出してください。
2.上体を前に傾ける上体を傾けていきます。
3.左のもも裏の筋肉(ハムストリングス)が伸びているところで15秒~30秒キープしてください。
これを、左右両方とも行います。
呼吸は止めずに深呼吸を繰り返しましょう。
太ももの筋肉は全身の中でも大きな筋肉です。ここをほぐすことで、アレルギーの改善だけではなく全身の代謝アップや血流改善も見込めるでしょう。
ぜひ試してみてほしいストレッチです。
まとめ:ヒスタミンを上手にコントロールしてステキな自分に出会おう!
今回の記事では、ヒスタミンの役割とそのコントロール方法、職場でもできるアレルギーの対策についてお伝えしました。
アレルギーの人=身体の中にヒスタミンが多い人、なのは間違いありません。
しかし、多すぎるヒスタミンは害になりますが、人より少し多いだけのヒスタミンは、あなたを助けてくれるのです。
鼻水などの症状が出なければ、アレルギー体質の人はむしろ仕事の集中力も高いといえるでしょう。
ヒスタミンを嫌いにならないでください。
ヒスタミンと上手に付き合い、ステキな自分に出会いましょう!
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